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顎関節症に良くない生活習慣

2023年10月3日

こんにちは、こさか歯科クリニックです。
今回は、私たちが知らず知らずのうちにやってしまている、顎のためによくない生活習慣について解説します。

⚫️クセや習慣を見直しましょう!
顎関節症を発症・増悪させる原因を減らすために、日常生活で何気なく行なっているクセや習慣を見直しましょう。気づいて改善していくと症状がグッと楽になります。
ぜひお試しください!
①背筋を伸ばしましょう。
つい猫背になっていませんか?猫背にねるとあごが前に出て、顎関節に負担がかかりがちです。とくに仕事や勉強で長時間集中するかたは注意が必要です。ふだんの何気ないクセを見直していきましょう。
②上下の歯を離そう。


何かに集中するときに、無意識に歯を噛み締めてしまうことがありますね。
仕事や家事!運転中や勉強中に歯を噛み締めたり!上下の歯を触らせてはいませんか?上下の歯が触るのは、食事を含めても、通常1日20分程度と言われてきます。上下の歯を触らせるクセがあると、あごの筋肉を疲労させてしまいます。

歯を破壊する、TCH(Tooth Contacting Habit) 上下歯列接触癖
上下の歯を接触してしまう癖で、TCHというものがあります。これは、歯を接触させないと気が済まない癖みたいなもので、食いしばりや噛み締めとはまた異なります。弱い力でずーっとカチカチしてしまう癖です。お口にとってはとても被害が大きい癖で、厄介です。

TCHの患者さんの口腔内です。最初に来院されたとき、すでに歯が病的に磨耗し、修復物の度重なる脱離とやりかえがあった様子。
「私、歯がカチカチいうんです。なんとかなりませんか?」
とのことでした。上下の歯は、食事以外では接触していないのが自然な状態であります。TCHについて説明し、日中の注意することなどを指導していきます。例えば、目につくところに「歯を合わせない!」と書いて貼っておいたりします。単純ですが、一定の効果が期待できる療法であります。

しばらく来院が途絶え、久しぶりに口腔内をチェックしました。TCH対策はご自身でされておらず、「歯をカチカチさせちゃうのよね」とお話ししながら、診療室でもカチカチカチカチさせておられました。歯の破壊が進み、修復物が破損、脱離、噛み合わせが乱れてきています。

同じ方の下顎の写真。歯の両側の歯茎が異様に盛り上がっていますね。これは、骨隆起という出っ張りです。歯が噛み合う現象に対応して、身体が骨を添加させて分厚くさせている反応です。

③睡眠を十分取りましょう。
睡眠不足になると緊張状態に陥りやすく、リラックスしにくくなります。また、睡眠の質な悪いと歯ぎしりが増えることがわかっています。生活のリズムを整えて十分な睡眠を取りましょう。うつぶせや高めの枕は避け、できるだけ上向きで寝ましょう。
④仕事の合間に休憩しましょう。
仕事や家事、勉強の合間に休憩を取りましょう。緊張したり集中している時間が長く続くと、あごの周りの筋肉も緊張しがちです。お茶を飲んだり、軽くストレッチをするなどして一息つきましょう。
⑤うつぶせで、読書をしない。
うつぶせ読書は、下あごが前に突きでてあごに負担がかかります。読者はつい同じ姿勢を長時間続けやすく、何気なく続けているうちにあごを傷めてしまいます。読書はよい姿勢でしましょう。
⑥頬杖をやめましょう。
テレビを見ながら、おしゃべりしながら、つい頬杖をついていませんか?偏った力があごに加わって余分な負担をかけるだけでなく、バランスを取るためにあごの筋肉が緊張し筋疲労の原因になります。
お子さんにも注意が必要で、小さい頃から頬杖の習慣があると、頬の外側からの圧力の影響により、歯並びがそこだけ凹んでいく変化が生じます。たかが頬杖、、と侮ってはいけませんね。
⑦電話の肩ばさみをやめましょう。
電話の肩ばさみは、あごの筋肉を疲れさせ、偏った力をあごにかけてしまいます。また、長電話はあごの疲れの原因に。口を開けると音がしてり、あごに違和感のあるかたは、ひとまず長電話を控えましょう。
⑧硬い食べ物は控えましょう。

痛みのあるかたはもちろん、あごを動かすと音がしたり違和感のあるかたは、なるべく硬い物・大きな物を食べるのは控えて、しばらくあごを養生させましょう。せんべい、スルメなどはもちろん、フランスパンなども避けたほうがよいでしょう。

顎の症状が気になる方は、ガムも控えた方が安心ですね。

⚫️治療の前にご相談ください。
顎関節症になったことがあったり、違和感が出やすいと感じているかたが歯科医院においでになると、「ずっと口を開けていると、あごが痛くなってしまわないかな」とご心配だと思います。
 たしかに歯科医院では、治療をするにもメインテナンスをするにも、口を開けていただかなないわけにはいきません。しかし、もともと人間の口を開ける筋肉は、繰り返し小刻みに食べ物を噛むような動きは得意でも、歯科治療のときのように長く口を開けて維持するとこは苦手です。つまり長時間口を開けていると、顎関節やあごの筋肉に負担をかけてしまい、顎関節症の症状を引き起こしてしまうことがあります。
 そこで一般歯科では、顎関節症ですでに痛みがあり口を開けるのがつらいという患者さんの場合、よほど治療に緊急性がないかぎり、顎関節症の治療を最優先し、症状が楽になってきてから!むし歯や歯周病などの治療を進めさせていただいています。
 また、顎関節症に以前なったことがあるという患者さんも、口を長く開け続けることで再発してしまってもたいへんです。こうした患者さんには、1回の治療時間を短めにしたり、治療の途中で休憩を入れ、あごのストレッチをしていただくなどの配慮をさせていただいています。
 1回の治療時間を短くする場合は、通常より何度か多めに通っていただかなくてはなりませんが、その分患者さんの状態に合わせてじっくりと経過観察をしながら治療を進めることができます。ぜひご協力をお願いいたします。
 また、口を開けているとすぐに疲れてしまい、ご自分で口を開けているのがつらいという患者さんには、バイトブロックという開口器を使わせていただくこともできます。咀嚼筋の緊張の強い患者さんの場合、比較的短時間で口が閉じ気味になってくることがありますので、必要に応じて使用します。
 診察を受けるにあたり顎関節症が心配でしたら、問診票に書いていただくか、診療の際に歯科医師や歯科衛生士に必ずお伝えいただきますようにお願いします。
 歯科医院においでになる患者さんが、口を急に開けたときに捻挫や肉離れのような状態になって筋肉を傷めてしまうことがありますが、これは咀嚼筋が疲労しこわばっているかたなどによく見られるケースです。
 こうしたトラブルがご心配なかたは、スポーツの前の準備体操のように、歯科治療をはじめる前に口を開けるストレッチをするとよいでしょう。硬くなっている筋肉がよく伸び血液循環がよくなって、捻挫や肉離れの予防になり、口を開けるのも楽になります。
 治療後に、口が疲れたなと感じたときにも、帰宅後に咀嚼筋のあたりを温めたり、何度かストレッチをするとだいぶ楽になっていきます。ぜひ参考になさってください。

顎のストレッチ療法の一つ。手によって開口し、顎の関節の可動域を広げて行くやり方です。その時の症状により、無理ない範囲で運動療法をお伝えすることもあります。

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