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病的口臭と対処法について

2024年4月16日

こんにちは、こさか歯科クリニックです。

前回に引き続き、口臭についてのお話です。
最初に、口臭には種類がある!というトピックです。

生理的口臭
 誰にでもある「生理的口臭」 口臭というのは、じつは誰にでもある程度は存在するものです。朝起きてあくびとともに息を吐き出したとき、「あ、口がにおうな」と思ったこと、ありますよね。でもその後、朝食を取ったり歯みがきしたりするうちに気にならなくなるはずです。これは「鼻が慣れたから」ではなく、お口のなかのにおい物質が食事や歯みがきで減っているからです。 1日のなかで自然に増減するこうした口臭は、専門用語で「生理的口臭」と呼ばれます。寝起きなどににおいが強くなることはありますが、一時的なものです(同じくにおいの強い食べ物による口臭も、一時的なものです)。
 寝ている間は、起きて活動している時に比べて唾液の分泌量が少なくなりますから、口腔内の菌も増えやすいですし、臭いがキツくなってしまいます。病的なものではありません。気になる方には、寝る前の口腔内の菌を減らす、うがい薬を案内しています。

こちらのエピオスは、純粋な塩と精製水を専用の機器で電気分解し作成します。私たちのクリニックには、エピオス精製のこちらの機器があります。
https://epios7.co.jp/category7/entry2.html
エピオスは身体にやさしい成分ですが、殺菌能力が高いうがい薬として、ケアによく用いています。タンパク汚れを分解し、歯の表面から浮かせる効果があり、こちらを口に含んだ状態でブラッシングを行うと、短時間で高い清掃効果を得られます。寝る前にエピオスを使ってうがいをしておくと、起床時のお口の不快感やねばつきが軽減できます。

また、口を開けて寝てしまっている方、口呼吸の方はかなり口腔内が乾燥しやすいため、口臭も強くなります。唾液が乾燥してしまうので、日中でも無意識のうちに口呼吸している場合、前歯あたりの歯肉が炎症しやすかったり、虫歯リスクが高まってしまいます。原因の口呼吸自体を改善することが重要です。このような場合、お家ですぐできる
あいうべ体操
をご案内しています。当院の小児矯正治療の一環でもよくやっています。自然と唇と舌の筋肉のバランスが整い、口呼吸から鼻呼吸へ移行することができます。口臭改善はもちろん、アレルゲンを体内に取り込みにくくなるため、アレルギーなどの問題について体質改善が期待できます。


九州の今井先生が発案されたあいうべ体操。こちらの本にはあいうべ体操の効果や良い効果、実例が多く記載されています!

病的口臭 
 一方、強いにおいを持続的に発する口臭は「病的口臭」と呼ばれます。いわゆる不快な口臭と客観的に認識されやすいもので、においの原因がなくならないかぎり存在し続けます。 原因には、歯周病などのお口の病気と、お口とつながっている耳鼻咽頭の病気、内臓などのからだの病気が考えられます。 よく「からだの病気のにおいが口からにおう」という話を聞きますが、からだの病気が発するにおい物質が血液に乗って肺に至り呼気として吐き出されるというのは、そうとう病気が進行した状態です。また、「食べ物のにおいが胃から上がってくる」というのも、食道と胃の境界には括約筋があるため、ふつうはにおいの通り道は閉じられています。ですから、強い口臭の原因としてまず疑われるのは、お口のなかなのです。
一時的なにおい からだが本来もつ生理的なもの 健康な人にも存在するにおい。1日のうちで増減します。 においの強い食べ物などによるもの。
持続的なにおい 歯周病などお口の病気によるもので 歯周病やむし歯になった歯、舌の汚れやみがき残したプラーク(歯垢) 鼻炎など自費咽頭の病気によるもので副鼻腔炎や扁桃腺炎、中咽頭の癌などが原因。お口とつながっているため、においが口から出てきます。 胃腸・肝臓など、からだの病気によるもので糖尿病や、肝臓、腎臓、胃の病気などが原因。におい物質が血液をめぐって肺から息へ。
においの原因は お口の細菌
 たんぱく質を分解してにおい物質を出す 細菌のうち、とくに歯周病菌などの酸素を嫌う菌(嫌気性菌 けんきせいきん)が、腐敗臭をともなうにおい物質を生み出します。彼らが唾液や血液、はがれ落ちにお口の粘膜、食べかすに存在するタンパク質(正権には含硫アミノ酸)を分解したときに、揮発性の硫黄化合物——硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどを出すのです。 女性では、月経や妊娠などのホルモンバランスの変化によりお口のなかにいる歯周病菌が活発化し、口臭が増加するという報告もあります。

 唾液の減少も影響する 
 細菌の活動には、唾液も影響します。朝起きたときがいちばん強く、それから食事や歯みがきをするたびに下がって、時間がたつとまた上がります。唾液には、細菌を洗い流したり、細菌の繁殖を抑えるはたらきがあります。起床時にいちばんにおいが強いのは、就寝中は唾液の分泌が減るので、寝ているあいだにお口のなかで細菌が繁殖するためです。   このように、唾液の分泌量は口臭に影響しますので、ドライマウスなどで唾液が減少すると、口臭も強まる傾向があります。
お口のなかの においの元。 病的な口臭の元となるお口のトラブルをまとめました。気になるところがおりましたら受診してご相談を!
歯周病になっている歯周ポケット・歯周病が進行して、歯と歯ぐきの境目が深くなってできる歯周ポケット。歯周病になっているとき、この中にはプラークや歯石のほかに、歯ぐきの死んだ細胞(老廃物)や血液、体液、(滲出液)、そして細菌の代謝物(排泄物)が溜まり強いにおいを発します。・歯周ポケットのなかのクリーニングは歯科でしかできません。歯周病になっているなら早めに治療を。 溜まったプラーク・溜まったプラークは、むし歯や歯周病の原因になるだけでなく、においの元にもなります。みがき残しが多いのは、上あごは奥歯の頬側、下あごは奥歯の舌側。いずれも頬や舌が邪魔をして歯ブラシが届きにくい場所です。溜まったプラークは歯石となり、さらにプラークが付着する足場となります。・入れ歯のかたは、入れ歯自体のお掃除も欠かせません。・プラークの除去には、毎日のきちんとした歯みがきのほか、定期的に歯科でクリーニングを。 象牙質に及んだ多数のむし歯・歯の表面のエナメル質はほぼ100%無機質ですが、内部の象牙質は3割ほどがタンパク質(コラーゲン)でできています。むし歯が進行するとタンパク質が細菌により分解され、においを出します。ですから象牙質に達するむし歯がそのままだと、口臭の原因に。むし歯が深く多いほど、においは強くなります。・むし歯は放置せずに治療しましよう。 歯の根の先端の病変・まれなケースですが、歯の根の先端部に病変(根尖性歯周炎)ができ、膿のにおいが歯ぐきのなかを伝ってお口に放出されることもあります。 被せ物やブリッジと歯ぐきの境目・被せ物と歯ぐきの境い目や、ブリッジのポンティック(ダミーの歯)と歯ぐきが接する面もお掃除が行き届かないことが多く、においの元になりやすいです。・デンタルフロスやタフトブラシで清掃するようにしましょう。*注意* 審美性重視のブリッジを入れているかたは、治療内容に合わせた適切なデンタルフロスの使いかたについて、必ず歯科医院で指導を受けましょう。

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