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ホワイトニングQ&A

2024年10月18日

こんにちは、こさか歯科クリニックです。

今回は、ホワイトニングに関するご質問が多い事項についての記事です。

ホワイトニング症例

術前の口腔内写真:歯の色調と、虫歯、歯の欠損のお悩みがありました。

術後口腔内写真:ホワイトニングで色調を明るく、白くしました。

歯の欠損や虫歯は審美的なセラミック治療、インプラント治療を行いました。

 

Q.ホワイトニングって安全?

ホワイトニングで使用される薬剤、過酸化水素(HP)、過酸化尿素(CP)は医薬品です。過酸化水素の3%溶液は、オキシドールとしてもよく知られています。ホワイトニングについての研究は1844年と100年以上前から行われており、アメリカでは約30年以上前に実用化され、安全性は確立されています。
ホワイトニングにより歯自体が溶けたり、もろくなったりすることはありません。

Q.ホワイトニングの禁忌症はある?

・無カタラーゼ症

過酸化水素を分解する酵素「カタラーゼ」を生まれつきもたない無カタラーゼ症の患者さんは、ホワイトニングをしてはいけません。

・妊娠中、授乳中

過酸化水素や過酸化尿素を用いたホワイトニングによる胎児・乳児への影響は人体実験をするわけにもいかず、明確な報告がありません。万が一のトラブルに備えて、ホワイトニングを控えるのが望ましいでしょう。

・小児

乳歯のホワイトニングについて、これも人体実験をすることはできないので影響があるか明確ではありません。

・光線過敏症

オフィスホワイトニングの光照射を行うことができません。

Q.ホワイトニングの副作用はある?
・歯肉や口唇に薬剤がついた場合
歯肉が白っぽくなり、痛みを感じたりします。直ちに洗浄し、ビタミン含有の軟膏を塗布します。衣服に過酸化水素が付着しても、直ちに水洗します。

・象牙質知覚過敏症
知覚過敏というワードはよく聞くと思います。歯に一過性の刺激を与えて30秒から1分以上の疼痛が出るもの、とDrグロースマンの定義があります。エナメル質に生じた亀裂などを通じて、歯にフリーラジカルが浸透し、歯髄を刺激することにより生じます。
ホワイトニングを一旦中断し、硝酸カリウムなどを含む知覚過敏抑制剤で対処します。必要な場合、鎮痛剤を処方することもあります。

Q.今の自分の歯の色って普通?黄ばんでる?
歯の色は、通常透明なエナメル質を透過して、象牙質の淡黄色が見えている状態です。歯の表面の正常にも左右されます。微妙な曲面をしており、常に唾液で湿潤状態ですので、室内、日光の下、曇りの天気、照明などによっても見え方が異なります。同じ歯でも、エナメル質・象牙質の厚さ、歯頸部、歯冠中央、切縁など部位によっても色調が異なります。
では、気になる日本人の平均的な歯の色についてですが、国際照明委員会が定めたCIE Lab表色系を使って、日本人の中切歯(上顎前歯)の平均歯冠色を測定した報告があります。
L(明度):明るさの指標。数値が大きいほど明るく、小さいほど暗い。  日本人平均70±9
a(赤み):赤色の指標。数値が大きいほど明るく、小さいほど緑色。  日本人平均2.5±3
b(黄色み):黄色の指標。数値が大きいほど明るく、小さいほど青い。 日本人平均:18±12

写真 シェードガイド:歯の明るさの色見本として、歯科医院で最も多く使用されています。

臨床では、
術前と術後の口腔内写真を撮影
シェードガイドを使って患者さんと一緒に歯の色を確認、記録
この2つの方法でシェードテイキングを行います。
ホワイトニング以外でも、被せ物や詰め物の色あわせで用います。

・VITAシェードガイド
歯の明るさ順に配列されている16段階のシェードガイドで、昔から広く使われています。
明るさの順にB1>A1>B2>D2>A 2>C1>C2>D3>A3>D4>B3>A3.5>B4>C3>A4>C4
日本人の平均がA2~A3程度です。

・ブリーチシェードガイド
VITAシェードガイドの「B1より上の明るさを記録するために、ホワイトニング用のブリーチシェードガイドがあります。
明るさの順にBL1>BL2>BL3>BL4
これらのシェードになると、周りから見ても明らかに歯が白く、褒められるレベルです。

Q.ホワイトニングした後、何かメンテナンスが必要?
ホワイトニングシステムにもよりますが、私たちのポリリン酸ホワイトニングでは以下のようなメンテナンスを推奨しています。
・セルフケアの指導
せっかく白くなった歯を長持ちさせたいので、適したケア用品をケア用品をおすすめしています。ルシェロホワイト、ブリリアントモアがおすすめです。私たちも使用していて、ホワイトニングの白さを保ちやすい実感があります。

・プロフェッショナルケア
虫歯・歯周病予防のためにも、歯科受診し定期的に口腔内の精察と清掃していくことが重要です。クリーニングすることによりホワイトニング剤の浸透がよくなるため、白さがアップしやすいです。

・修復物の再製
ホワイトニングした後、天然の歯の部分が白くなるにつれ、樹脂などの詰め物の色が黄色く目立つことがあります。ホワイトニング前の歯面には合っていても意味がありませんよね。詰め物のやりかえをされると仕上がりがとてもよくなります。

Q.ホワイトニングで注意しなければならない歯の状況とは?
・歯肉が下がっている
ホワイトニングによる歯肉の位置の変化はありません。オフィスホワイトニング中に薬剤が付着しないよう注意します。

・知覚過敏がすでにある
知覚過敏抑制剤の使用や、薬剤の濃度と作用時間を少なくする対応をします。

・エナメル質の亀裂
知覚過敏の場合と同様の対策が必要です。

・歯面に帯状の着色が見られる
ホワイトニング直後に一時的に帯状の部分が強調されることがあります。続けていくと差が気にならなくなりますが、要注意です。

・修復物の範囲
ホワイトニングで変化するのは天然の歯の部分のみですので、どこが天然の歯で、どのように修復物が入っているかをしっかり確認する必要があります。例えば、すべて被せ物が入っているような前歯の状態ですと、ホワイトニングでは何も変化はありません。セラミック修復のやりかえで対応が必要です。

・失活歯(根管治療すみの歯)
根管治療され、裏側をレジン充填されて終わっている歯もよく見られます。暗く歯が変色していることも多いです。ホワイトニング剤を表から浸透させて改善することは不可能なので、セラミック修復が必要です。

・テトラサイクリン歯
F3まではホワイトニングをすすめて行きます。F4になるとホワイトニングでは解消が難しくなりますので、セラミック修復が妥当です。

 

ホワイトニングする前に、

どのような歯の色の種類があるか、ホワイトニング剤が作用しやすいのはどんな状態か、

などのトピックです。

 

黄色・薄茶色系

●原因:ベンゼン環の二重結合への化学反応によ

   る着色、象牙質の色調反映

●ホワイトニング効果が出やすい

黄色系や薄茶色系の着色のほとんどは、ホワイトニングの効果が出て白い歯にすることが可能です。VITA Classicalシェードガイド(VITA)でいうと、A系統の黄色系、B系統の茶色系です。これらは、ベンゼン環の二重結合への化学反応による着色(例:ニンジンに含まれるBカロチンの赤色)が多いと考えられ、同じ化学反応によるホワイトニングの効果が出やすいのです。また、象牙質の色調反映が原因の場合もあります。

グレー系

●原因:金属系の着色

●ホワイトニング剤が反応しないため、着色が

   落ちにくい・落ちない

グレー系は、ホワイトニングの効果が出にくく白くなりにくい代表的な着色です。グレー

系の色は、金属系の着色が疑われるもの(アマルガム充填の酸化、テトラサイクリン系抗生物質[F3以上])で、確実なホワイトニングの効果は期待できません。同シェードガイドでいうとC系統です。金属結合にはホワイトニング剤が反応しないため、着色が落ちない、あるいは落ちにくいと判断できます。

濃茶色系

●原因:喫煙、茶しぶなどの嗜好食による長時間

   の着色

●ホワイトニング効果が出るまで時間がかかる

濃茶色系の着色は、ホワイトニングの効果が高まるまでに時間がかかることが多いです。

同シェードガイドでいうとD系統です。喫煙、茶しぶなどの嗜好食による長時間の着色が原因であるため、黄色系・薄茶色系より時間がかかると考えられます。

※たとえば、50歳の方は20歳の方と比べ、これまで歯に着色が積み重なった期間を約2倍と考えます。ホワイトニング効果が出るのも2倍以上かかると考えて下さい。

 

⚫️ホワイトニングが「痛い」「しみる」と思う理由。

 

 

 ホワイトニング剤の過酸化水素濃度と知覚過敏の強さは比例関係にあります。過酸化水素濃度が高くなるにしたがいフリーラジカルの量は多くなり、エナメル質に到達する確率が高くなります。その結果、歯をより白くすることごできます。しかしその反面、より象牙質に近い部分までホワイトニング剤が到達するとこによって、象牙質への刺激も強く起こり、痛みが出現することがあります。

 また、照射ライトの光が強くなれば、発生する熱も上昇しホワイトニング効果は高まりますが強い光が当たることによってエナメル質の温度が上昇すると、歯髄が敏感になり痛みを生じやすくなります。

 ちなみに、通常、歯髄は60°以上になると壊死を起こすと言われています。使用するライトにらよって大きく変わりますが、発熱量が低いLEDライトであれば歯髄の温度は40°以上になることはないと考えられます。

▪️知覚過敏の有無を確認します。

 まず、ホワイトニング施術前の時点で、歯にエアーをかけて痛みが出たり、冷たいものを口に含んで痛みが出たりする場合は、すでに知覚過敏が起きているということです。ばしめから知覚過敏のある患者さんに対しては、先に知覚過敏の治療を行い、治療してからホワイトニングを施術することが望ましいでしょう。

▪️施術後の飲食物に気を付けましょう。

 酸味は歯髄神経を刺激し、知覚過敏様症状があるときは痛みを誘発することがあります。そのため、オフィスホワイトニングの翌日まで、あるいはホームホワイトニングの直後に、できるだけ冷たいものや熱いもの、酸っぱいものを口にしないようにし、ホワイトニング施術後の違和感や痛みを予防します。

コーヒーは着色しやすい嗜好品の一つですが、

当院のポリリン酸ホワイトニングは、術後の飲食物の制限はございません。

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