こんにちは、こさか歯科クリニックです。
歯科関係でネット検索するとき、世間の人々が気になる順で言うと、
・歯の色、白さ
・口臭
が必ず上位にきます。
今回は気になる歯の色調と、ホワイトニングについてのトピックです。
私たちのホワイトニングの機器、オフィスホワイトニング専用の照射機です。
ホワイトニングの流れ
まずは、ホワイトニングのきっかけや一番気になる項目を確認します。これは、一人ひとり気になる歯の部位や目指したい色調が異なるため、そのことを確認するのはとても重要なのです。ホワイトニングをご希望される方で、歯を白くしたいけれどこんなことが気になるんだよなぁという項目は以下のような事項が挙げられます。
一度で結果が出て欲しい。 痛みなく、丁寧に施術してほしい。 歯がしみるのは避けたい。 食事、飲み物の制限がない方がいい。 施術を受けながらリラックスできたらいいな。 良心的な価格設定であって欲しい。 メニューの押し付けがないのがいい。 こちらの話を聞いてもらいたい。 わかりやすく説明を受けたい。
ネット上の様々な情報を調べた上で来院される方もいらっしゃいますので、
実際のホワイトニングの正しい情報提供と、
一人ひとりのご希望に応えるため、最初のカウンセリングをしっかり行っております。
・5W
When いつから気になりますか?
いつまでに白くしたいですか?
Where 具体的にどの歯の色が気になりますか?
Who 誰と比較して?
例えば理想となる芸能人の白さはありませんか?
What ホームケアでホワイトニング効果のあるものは使っていますか?
Why なぜ白くしたいですか?
・1H
How どんな風な白さになりたいですか?
今までホワイトニング体験ある方は、どんなシステムで効果はどうでしたか?
数々のホワイトニングシステムがありますので、既往歴もとても重要ですね。
・体調の確認
ホワイトニングが可能が判断するため、妊娠、授乳中の確認をします。オフィスホワイトニングは、専用のライト照射の時間、同じ姿勢で施術台を倒しておく必要があります。
・飲み物の確認
当院のホワイトニングの特徴として、飲み物の制限がないことをお伝えします。嗜好品は人それぞれですので、特に着色しやすい習慣がないかチェックをします。コーヒー、喫煙などです。意外かもしれませんが、最も着色しやすい飲み物は赤ワイン、2番目が紅茶、3番目がお茶、4番目がコーヒーなのです。
ポリリン酸ホワイトニングは、他のホワイトニングのシステムと異なり、食事制限はございません。上記の飲み物を常飲されているような場合、茶渋のような着色はつきやすいため、ホワイトニング効果の高い歯磨きペーストを併用すると良いと考えられます。
私たちがケアでおすすめする歯磨きペースト、GCルシェロホワイト。ホワイトニング後に白さを保つのに最も効果的です!歯にダメージを与える研磨剤が含まれていないこともおすすめポイントです。
・視診
嗜好品のうち、着色しやすいものを日常的に摂取されていると、特に歯の裏側に着色汚れが目立ってきます。また、歯の黄ばみの原因が嗜好品であるのか、歯の内部が原因なのか確認をします。虫歯や歯周病は、ホワイトニング施術までに問題を解決しておきます。
前歯の修復治療がある場合、ホワイトニングでご希望の色調になった後、その白さに合わせて修復すると、仕上がり良いです。
・黄ばみの原因と状況確認
①着色がある場合
お茶、コーヒーの着色が強く付着している場合、まず全体を清掃する必要があります。超音波の機械、またはパウダーを吹きつけて着色除去をする機械をよく用います。表面の汚れを取らないと、汚れがついた状態でホワイトニングの薬剤を作用させても効果的に白くできません。
②歯の内部の黄ばみ
まず歯の構造がどうなっているかについて説明します。私たちが見えている歯の表面は、エナメル質と言って半透明、乳白色をしています。ガラスやセラミックのように透けて中が見えるような組織です。その内側に象牙質があります。象牙質の色調は黄色いので、歯の内部の黄ばみというのは、象牙質が透けて見えて黄色い色調になっているということです。例えて言うなら、黄色い肌着の上に白いTシャツを着ているイメージです。これは、遺伝や年齢によってあります。20歳くらいが一番白く見えるようです。徐々に加齢と共に歯の色調が白くなくなっていく現象が起こりますが、食事や歯磨きなど何十年も時が経つにつれ、表面のエナメル質は摩耗し、中の象牙質が歯の中の歯髄を守ろうと分厚い組織に変化していくためです。
③歯周病の場合
歯石や細菌がバイオフィルムを形成している状態ですので、歯周病治療を行い、感染源を除去します。歯石は軽石のような構造をしており、その中に歯周病の原因菌をとどめておきやすい状況になっています。それに、歯石やバイオフィルムの上からホワイトニングの薬剤を作用させても効果が得られません。ですので、徹底的に歯周病治療を行い、状態を良くしてからホワイトニングをスタートさせます。
歯周病治療で用いる歯石除去用の器具。歯根の表面に固く付着した感染源を除去し、滑沢な性状にしてバイオフィルム形成されにくいようにします。
・シェードチェック
歯の色調について、現状と目標を決めます。患者さんに手鏡を持ってもらい、シェードガイド(色見本)とご自身の歯の現時点での色調を確認します。この時、患者さんご自身が一番黄色いと感じるところがどのシェードか見てもらいます。16段階の明るさがあり、その中で言うと日本人の平均はA2というシェードです。患者さんがシェードガイドを見てもらった時に、このくらいが白いと感じるシェードを選んでいただきます。大体A1~B1くらいだと、周りの人から歯が白いと気づかれます。
シェードガイドの中にはブリーチカラーという段階があります。これら4つの色調は明らかに白いですので、人から歯が特に白いと褒められることになるでしょう。その人によって、また年齢、肌の色、シェードの微妙な違いで似合う、似合わないが変わります。例えば、黒人の方は特別歯が白いわけではありませんが、肌とのコントラストにより特に歯が白く見えます。BL1くらい真っ白だと、新庄さんや清原さんのように歯だけ浮いてしまい、周りの人に違和感を与えてしまいます。
ここで一旦目標設定を「このくらいのシェードを目指したい!」という感じで行います。現在のシェードとのギャップがありますから、その目標に達するまでの期間をお伝えします。
・オフィス・ホームの2つのホワイトニング
オフィスホワイトニングは、クリニックで行います。薬剤を歯の表面に塗布し、専用のライトを照射して歯を白くします。即効性があるのが特徴です。目標とするシェードと現在の状態のギャップが大きい場合、ホームホワイトニングと併用して行うことがほとんどです。これは、ご自身の歯型にジェルを入れて、1日30分から40分程度はめていただくというやり方です。オフィスホワイトニングは早めに白さが実感できます。後戻り防止と、内部の白くする目的でホームホワイトニングを同時期に行います。相乗効果で白くなり、早期の目標達成が期待できます。私たちはホワイトニング施術の様々なケースの実績がありますので、施術する歯科衛生士から、どのくらいの期間で目標達成できそうか案内するようにしています。
ホワイトニングできる状態になったとして、ホームホワイトニングは開始する前に一旦お口の歯型をとる必要があります。その次に来院された時、ホワイトニング用のトレーと、ホームホワイトニング用ジェル(シリンジに入っています)をお渡しするという流れです。
ホームホワイトニング用のシリンジです。1本で約2週間分です。
私たちのホワイトニングの施術は
こちら
の動画をご覧ください。
ご予約はWEBで可能です。